2025/08/08 12:00


細密な銅版画(エングレーヴィング)作品や、近年はアクリル板と和紙を支持体としたドローイング作品を制作する山根一葉の作品展を、小展示室にて開催いたします。

「子供の頃、蚕を飼っていました。滑らかな幼虫は誰に教わるでもなく完璧な繭を作り、その中で体はドロドロに溶け、やがて成虫となって外に出てくる。私の知らない繭の中には、柔らかく曖昧で理想的な『歪な形の美しい何か』が詰まっている。そんなものが、自分の内側にもあればよいと願っています」2025年 山根一葉

山根 一葉 Yamane Kazuha
1992 千葉県生まれ
2013 東洋美術学校絵画科卒業
2019 「アルケミカル ミューズ」(不忍画廊)
2020 「シノバズクロニクル 1960~2020→」(不忍画廊)
2022 「シノバズクロニクルⅤ 「版」の芸術」(不忍画廊)
2024 「門坂 流へのオマージュⅢ ─ 未来を刻む」(不忍画廊)


〈山根一葉展 “繭の中で”〉
https://shinobazu.com/exhibition-20250808-yamanekazuha/
会期|2025.8.8(金) – 30(土) 12:00–18:00 ※休廊:月・火・水・祝日
会場|不忍画廊 (〒103-0027 東京都中央区日本橋3-8-6 第2中央ビル4階)